粟田賢三とは? わかりやすく解説

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粟田賢三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 09:25 UTC 版)

粟田 賢三(あわた けんぞう、1900年9月15日[1] - 1987年2月8日[2])は、日本の哲学者編集者

経歴

長崎県生まれ。8歳で東京に移り、東京府立第四中学校(現・東京都立戸山高等学校)、第一高等学校理科卒、1925年東京帝国大学文学部哲学科卒。 武蔵高等学校教員をするが、1934年(昭和9年)日本共産党に数百円の資金提供を行ったとして治安維持法違反の疑いで夫人とともに逮捕[3]。1935年(昭和10年)出獄し後は岩波書店に勤務、「K・P・A」の名で『思想』の「思想の言葉」を書く。編集部副部長、嘱託。古在由重など哲学者と親しかった。[4]

著書

  • マルクス主義における自由と価値』青木書店 青木現代叢書 1975
  • 『思想と現実』青木書店 青木現代叢書 1977

共編

  • 『社会主義と自由』編 岩波新書 1954
  • 『岩波小辞典哲学』古在由重共編 岩波書店 1958

翻訳

論文

  1. ^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、49頁。
  2. ^ 『人物物故大年表』
  3. ^ 共産党シンパの人物『東京朝日新聞』昭和9年5月22日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p544 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ 『思想と現実』



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