米国での再評価と「ネオ・ノワール」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 03:15 UTC 版)
「フィルム・ノワール」の記事における「米国での再評価と「ネオ・ノワール」」の解説
英語圏の映画研究・映画批評において「フィルム・ノワール」の語が一般化したのはこの頃で、ニューヨーク近代美術館で開催された大規模な連続上映会や、映画監督・批評家ポール・シュレーダーによる評論などがそのきっかけとなった。 アメリカでフィルム・ノワールの後継と考えられている作品に、アラン・J・パクラ『コールガール』(1971)、フランシス・フォード・コッポラ『カンバセーション…盗聴…』 (1974)、ロマン・ポランスキー『チャイナタウン』(1974)、アーサー・ペン『ナイトムーブス』(1975)、マーティン・スコセッシ『タクシー・ドライバー』(1976)などがある。 さらに1980年代以降には、後述するような特徴を多く持った作品をさして「ネオ・ノワール」と呼ぶ論者も現れた。ここにはデビッド・リンチ『ブルーベルベット』(1986) やクエンティン・タランティーノ『レザボア・ドッグス』(1992) などが挙げられている。ジョン・ウーやウォン・カーウァイなどの作品を「香港ノワール」と呼ぶこともある。
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