第5楽章 Rondo-Finale. Allegro ordinario
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 12:42 UTC 版)
「交響曲第7番 (マーラー)」の記事における「第5楽章 Rondo-Finale. Allegro ordinario」の解説
ロンド・フィナーレ アレグロ・オルディナリオ 4/4拍子 ハ長調 自由なロンド形式 全体の構造はA-B-A-C-A-B-A-C-A-B-A-C-第1楽章第1主題回帰-C-A-コーダ ティンパニが威勢の良いリズムを叩き、金管が呼応すると、トランペットとホルンが派手な主要主題を高らかに吹奏する。主要主題は変奏されながら楽章中に計7回再現される。この主題は、音型と調性から、ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』との関連が指摘されている。ホルンによる楽しげなリズムや弦による活気に満ちた経過句などがつづく。いったん静まると木管が変イ長調で控えめな副主題を出す。この後、主要主題に基づくファンファーレをはじめとしてさまざまな素材が展開される。やがて影が差すような雰囲気になると、第1楽章の第1主題がホルン斉奏によって示される。しばらくこれを扱ううちに、第1楽章の第1主題は短調から長調に転じて全管弦楽で確保される。再び冒頭部分が戻り、音楽はいっそう祝典的になり、鐘が鳴らされる。最後にもう一度第1楽章の第1主題を示し、全曲を明るく結ぶ。
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