第3回キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:18 UTC 版)
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次走はアスコットのキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスとなった。前年の凱旋門賞優勝馬ヌッチョ Nuccio (ITY) 、同じくローマ賞の優勝馬で、この秋にはワシントンDCインターナショナルを制するヴォルデン Worden (FR) 、この秋凱旋門賞で2着となるシルネ Silnet (FR) 、前年のリュパン賞優勝馬で5月にカドラン賞1着入線降着3着していたヴァモス Vamos (FR) 、マルセル・ブサック持ち馬の3歳馬ファレル Pharel (FR) がフランスから遠征してきた。加えて前年の第1回ワシントンDCインターナショナル優勝馬ウィルウィン(英語版) Wilwyn (GB) 、この年コロネーションカップでウィルウィン、ヴォルデンを2、3着に下した*ズクロ Zucchero (IRE) といった古馬を含む13頭が出走した。 ピンザは2対1(3倍)で一番人気となり、ニアルーラが5対1(6倍)で二番人気、以下ヌッチョ15対2(8.5倍)、ズクロ8対1(9倍)、ヴォルデン100対9(約12.1倍)、オリオールらの20対1(21倍)と続いた。ニアルーラはダービー後にセントジェームズパレスステークスを勝ってこのレースに臨み、オリオールはエクリプスステークスで3着に敗れていた。 スタートが切られるとズクロが10馬身ほど出遅れ、ヌッチョが先頭を奪って逃げた。ピンザは二番手につけ、ニアルーラ、シルネ、ファレル、オリオール、キングオブザテューダーズ King of the Tudors (GB) 、ウィルウィンと続いた。そのまま二番手で最後の直線に入ると、ピンザは「鮮やかな末脚(brilliant burst of speed)」と評された走りで再びオリオールを2着に破り、3馬身の差をつけて優勝した。さらに3馬身遅れてヴォルデンが写真判定でファレル(4着)とヌッチョを抑えて入線した。
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