第18巻5章4節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:59 UTC 版)
「サロメ (ヘロディアの娘)」の記事における「第18巻5章4節」の解説
ここではヘロデ大王家関連の人物関係が記述されている。その途中部分のみを引用する。 (前略)しかし、彼らの姉妹のヘロディアは、ヘロデ大王の息子で、高位の祭司シモンの娘のマリアムネが生んだヘロデ〔・ボエートス〕と結婚し、サロメという娘ひとりをもうけた。娘が生まれた後、これはわが国の律法の相容れぬことであるが、娘を連れて、夫が存命であるにもかかわらず離婚して、ヘロデ〔・アンティパス〕と結婚した。彼は前夫の異母兄弟であり、ガリラヤの四分封領主であった。さて、その娘サロメはヘロデ〔大王〕の子でトラコニティスの分封領主であるフィリッポと結婚したが、子が出来ないうちに彼は死んだ。ヘロデ〔大王〕の子で、アンティパスの兄弟であるアリストブラスが彼女と結婚した。二人には、ヘロデ、アグリッパ、アリストブラスの三人の息子がうまれた。これらは、ファサエラスとサランピシオの子孫である(後略) — 『ユダヤ古代誌』第18巻5章4節 ここに記述されているサロメが ヘロディアの娘である 母の再婚で、伯叔父に当たるヘロデ・アンティパスの子となった ことが福音書の記事と一致することから、洗礼者ヨハネの首を求めた娘であるとされた。
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