第3場(第2幕)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 03:59 UTC 版)
「エジプトの十字軍」の記事における「第3場(第2幕)」の解説
宮殿内の収容所 幽閉されて絶望的な状況に陥ったアドリアーノは「すべては終わった」(Tutto e' finito)を歌い、心情を吐露する。ドアが開き、フェリチアを含む騎士が現れる。アドリアーノと騎士たちは、神に最後の時の恵みを祈り、神の栄光を歌う「神々しい光」(un raggio celeste)。アラディーノが衛兵たちと現れ、降伏し、剣を差し出すよう要求する。アドリアーノは断固として拒否し、自らの剣を折り、騎士たちにも同じことをせよと言う。騎士たちはこれに従い、剣を折り、それを衛兵に投げつける。アドリアーノはこれこそは我らの鋼、死に臨んでの英雄的行為、強靭な精神の怒りに対する勝利なのだと言うと騎士たちも高揚する。アラディーノとオスミーノは死を覚悟した恐るべき自尊心だと驚く。アドリアーノと騎士たちは尊大な態度で、不滅だ、我らにとって、死は栄光であり、不滅なのだと言って恍惚となる。アラディーノは衛兵たちと立ち去る。
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