第二者罰と第三者罰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:39 UTC 版)
分配規範違反(独裁者ゲーム)について、半分以下の分配を選択した独裁者に対しては、第二者罰が第三者罰よりも一貫して高いことが示されている。罰は第三者の条件において、独裁者が半分以下の寄付をしても利益を得ることができるが、第二当事者の条件においては利益を得ることができないようなものであった。贈与のレベルが半分よりも高い場合には、第二者条件でも第三者条件でも罰のレベルは一貫して低かった。 協力規範違反(囚人のジレンマ)については、非協力者に対する第二者罰の方が第三者罰よりも一貫して高いことが示された。第三者の条件では非協力者は利益を得ることができても、第二者の条件では利益を得ることができないような罰則であった。協力者に対する処罰は、両条件とも無視できる程度のものであった。
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