竹ちくわとは? わかりやすく解説

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竹ちくわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 14:00 UTC 版)

竹ちくわ(たけちくわ)は、徳島県小松島市のほか徳島市鳴門市などで製造されている水産加工品[1][2][3]魚肉すり身を巻きつけて焼いたちくわである[1]

概要

竹の周囲にスケトウダラグチハモキンメダイなどのすり肉を付けて焼いたもので、両端の竹をつまんで身の部分を齧り食べる[4]。醤油やすだちを絞って食べることもある。

平安時代末期に起こった屋島の戦いで、小松島に源義経の軍勢が上陸した際に、地元の漁夫たちの食していた竹ちくわを所望したという伝承がある[4]

小松島港と和歌山や阪神方面を結ぶ阿摂航路では、港(小松島港仮乗降場)の販売所や最寄りの駅に竹ちくわの販売スタンドが立ち並んでいた[4]。神戸(須磨港) - 淡路島(大磯港)の航路でも船内と発着港で自動販売機による販売が行われていた[5]。この竹ちくわの自動販売機は航路廃止後に高速道路のサービスエリアなどに移設されたが、2023年5月現在、淡路ハイウェイオアシスに1台のみが残っている[5]

徳島県のマスコットキャラクター・ちっかーずは、この竹ちくわをモチーフとしている。

脚注

  1. ^ a b こまつしま へんろ道マップ”. こまつしまブランド戦略推進協議会. 2021年10月11日閲覧。
  2. ^ 石垣2009年5月号”. 日本商工会議所. 2023年5月8日閲覧。
  3. ^ 鳴門のグルメパワーフード”. 鳴門市. 2023年5月8日閲覧。
  4. ^ a b c こまつしまGUIDE toko-toko”. 小松島市. 2023年5月8日閲覧。
  5. ^ a b 淡路島に残り1台…「世界唯一」竹ちくわ自販機 稼働から27年 ボタン12個、商品出るのは2個のみ”. 神戸新聞. 2023年5月8日閲覧。

関連項目

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