竜燈伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 07:42 UTC 版)
高浜川の由来は地名の高浜であり、高浜は文字通り高くなった砂浜を意味する。油ヶ淵はかつて蓮如池や大池などと呼ばれ、村によって呼称がまちまちだったが、竜燈伝説から油ヶ淵と呼ばれるようになったという。この伝説によると、現在の碧南市にある応仁寺の前に親孝行な息子と子煩悩な母親が二人で暮らしていたが、ほかに身寄りもなく家は貧しいため、淵に漁に出た船の目標となる燈火を点じることができなかった。しかし、ある日から漁に出た日には岬に明るい燈明が輝くようになったという。淵の神様が母子のために油を買って燈明を灯したのだろうと言い伝えられ、淵は油ヶ淵という名で呼ばれるようになった。朝鮮川の由来は、文禄・慶長の役の際に連行された土木技術者が開削に従事したためとする説があるが、室町時代にこの付近の城砦を攻略した土豪の軍船(朝鮮丸)の船名にちなむとする説もある。西尾市吉良町にも同名の河川がある。
※この「竜燈伝説」の解説は、「高浜川 (愛知県)」の解説の一部です。
「竜燈伝説」を含む「高浜川 (愛知県)」の記事については、「高浜川 (愛知県)」の概要を参照ください。
- 竜燈伝説のページへのリンク