種吉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 23:45 UTC 版)
蝶子の父。上塩町で天麩羅の商売をしている。天麩羅は蓮根でも蒟蒻でも厚味で味の評判の店だが、種吉は炭代や醤油代を算盤勘定に入れていないので売上金が上がらず、前々からの借金もあり、貧乏をしている。天麩羅屋だけでは立ちいかないので、近所の葬式の駕籠かき人足や、祭りの大提灯担ぎで日当を得ている。娘に芸者になりたいと言われ、お披露目の金を抱主に前借せずに自腹で工面する。娘思いの父親。蝶子が2歳の時、夜店で西瓜の切売りをしたことがあり、果物屋をはじめる柳吉に西瓜の切り方を指南する。
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