移動医療局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 06:04 UTC 版)
ソウルから釜山にかけての旅程にいる引揚者の治療にあたるため、移動医療局(英名MRU、メディカル・リリーフ・ユニオン)という組織が形成されていた。これを手掛けたのは文化人類学者の泉靖一で、のちの在外同胞援護会救療部も、一部の資料によれば泉が働きかけて資金援助をとりつけ作り上げたとされる。 移動医療局は、釜山日本人世話会と共同で検診する女性を対象に1945年12月より被害調査を行っていた。 1946年3月の調査では、調査対象者885人のうち、レイプ被害者70人、性病罹患患者19人、約1割が性犯罪の被害に遭っているという数字が示された。
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