祭畤大橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/20 22:05 UTC 版)
祭畤大橋(まつるべおおはし)は、岩手県一関市内に存在する国道342号の橋[1][2]。磐井川支流の鬼越沢にかかる。
初代
1978年に完成した全長94m、幅9mの鋼製桁橋。2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で崩壊した[3][1][4]。耐震設計がなされていたため、あり得ない崩壊と注目され、施工中の手抜き工事や設計ミスも疑われたが、その後の調査で橋脚の地盤そのものが11mにわたり地すべり性の移動を起こしたため崩壊したものと判明した[5][2][1]。崩壊した橋は2代目となる新橋が完成した後も「災害遺構」として保存されており、周辺が「祭畤被災地展望の丘」として公園となって整備されており、隣接する木道から見学する事ができる[2][1][6][7]。
2代目
初代の橋から上流約150mに建設された全長115mの橋[8]。新たな取り付け道路も含め2010年12月18日から供用開始した[8][9]。
2代目の建設中には、初代と2代目の中間付近に仮橋(長さ94m、幅5m)が設置され、2008年11月30日から供用開始した[4][10]。
祭畤橋

初代の橋が設置される以前に用いられていた鉄製アーチ橋「祭畤橋」は、仮橋と2代目の橋の間に2022年現在も現存している(ただし取り付け道はなく、通行不能)[7]。
アクセス
隣接する「祭畤被災地展望の丘」へのアクセス[11]
- 路線バス:岩手県交通須川温泉線・ぶなの森まつるべ館前(一関駅前から約60分)下車、徒歩5分
- 車:東北自動車道・一関ICから車で約30分
出典
- ^ a b c d 「新緑が飲み込む直角の廃橋 忘れ去られる震度6強の脅威」『朝日新聞』朝日新聞社、2024年6月14日。オリジナルの2024年6月15日時点におけるアーカイブ。2025年8月21日閲覧。
- ^ a b c 「岩手県内2500超す土砂災害警戒区域」『朝日新聞』朝日新聞社、2012年11月4日。オリジナルの2012年11月4日時点におけるアーカイブ。2025年8月21日閲覧。
- ^ 「一関・祭畤大橋落下 山崩壊、橋押し破壊」『河北新報』河北新報社、2008年6月19日。オリジナルの2008年6月20日時点におけるアーカイブ。2008年6月19日閲覧。
- ^ a b 「地震なければ…救出の愛犬は死んだ 岩手・宮城地震半年」『朝日新聞』朝日新聞社、2008年12月14日。オリジナルの2025年8月20日時点におけるアーカイブ。2025年8月21日閲覧。
- ^ “国道342号・祭畤大橋 調査報告” (PDF). 国土交通省 (2008年6月18日). 2025年4月7日閲覧。
- ^ 岩手・宮城内陸地震、国道342号線橋梁被害調査(土木学会ホームページ) (PDF)
- ^ a b “「あれは何だ…」東北地方の山中に突然現れる“直角にポキリと折れた橋”…いったいなぜこんなことに?”. 文春オンライン. (2023年9月17日)
- ^ a b 「地震で崩落の大橋そばに復興の懸け橋完成 岩手」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2010年12月19日。オリジナルの2025年4月6日時点におけるアーカイブ。2025年4月6日閲覧。
- ^ “国道342号祭畤大橋が開通!!” (PDF). 岩手県. 2025年4月7日閲覧。
- ^ “国道342号の祭畤大橋の仮橋が開通” (PDF). 岩手県 (2008年12月14日). 2025年4月7日閲覧。
- ^ 祭畤大橋(落橋)展望の丘 - 一関市公式観光サイト
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