神楽軕(かぐらやま)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:05 UTC 版)
現存。別名・御払軕または市軕ともいう。練り歩く際には常に先頭を行く。 長さ: 5.06m 幅: 2.19m 高さ: 約4.20m 巫女と山伏の2体の人形による人形神楽を芸として持つ。人形は、舞台の下から人が直接棒で操る。これは全国的に非常に珍しい手法である。 巫女は鈴を鳴らしながら、静かに祈祷や清めの舞を行い、山伏が両手に熊笹を持ち、湯桶の湯の花に見立てた紙吹雪を撒き散らし、湯立ての清めを行う。 この紙吹雪には清めや病魔退散の意味も含む。 昔、八幡神社に美しい巫女がいたことから、巫女のことを「市」、お囃子が急テンポになってから登場する山伏のことを「チャーチャー」と呼んでいる。 本町、中町、新町の三町内が一年交代で担当。従って上の人形扱いを伝承していくのも難しい。 今までに三度も焼失している災害多き軕である。水引には戸田家の家紋である九曜星が金糸の刺繍でめぐらされている。
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