社会主義国における階級制度の廃止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 20:57 UTC 版)
「軍隊の階級」の記事における「社会主義国における階級制度の廃止」の解説
ソビエト労農赤軍(1918 - 1935年)、中国人民解放軍(1965 - 1988年)、及びアルバニア軍(1966 - 1991年)などの社会主義国の軍隊では、社会主義の理念から、自国の軍隊を帝国主義諸国の軍隊と区別するために、軍隊の階級制度を廃止した。ただし、いずれの場合も、よく誤解されるように軍隊の職制(司令官・師団長など)を廃止したわけではなく、指揮命令系統自体は存在した。 これらの諸国では後に階級制度は復活し、現在はほとんどの社会主義国の軍隊に階級制度が存在している。しかし、朝鮮人民軍のように「階級」ではなく「軍事称号」という名称を使っている例もある。厳密にいえば、赤軍の階級制度の「廃止」の場合も、「将軍」(ロシア語:генера́л)を「司令官」(ロシア語:команди́р)とするような言い換えにすぎなかった。
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