磁気抵抗変換(MR)素子を使ったアナログカセットデッキ(ACC)用再生ヘッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 18:34 UTC 版)
「Technics」の記事における「磁気抵抗変換(MR)素子を使ったアナログカセットデッキ(ACC)用再生ヘッド」の解説
元々はデジタルコンパクトカセット(DCC)用のヘッドとして開発された。従来の電磁誘導の法則を用いた再生ヘッドとは異なり、テープ上の磁気の強弱を周波数特性を持たずに出力信号として取り出すことができるため、理論上直流から再生が可能で従来必須だった低域上昇型イコライザーが不要。また構造上コンター効果が発生しないなど磁気テープの再生ヘッドとして優れた特性を持っていた。1995年11月に発売された3ヘッド・シングルキャプスタン方式のアナログカセットデッキ「RS-AZ7」(当時の税別標準価格:59,800円)はこのヘッドを再生用ヘッドに採用した世界で唯一のアナログカセットデッキであり、Panasonicブランドを含む同社の最後の3ヘッドカセットデッキとなった。
※この「磁気抵抗変換(MR)素子を使ったアナログカセットデッキ(ACC)用再生ヘッド」の解説は、「Technics」の解説の一部です。
「磁気抵抗変換(MR)素子を使ったアナログカセットデッキ(ACC)用再生ヘッド」を含む「Technics」の記事については、「Technics」の概要を参照ください。
- 磁気抵抗変換素子を使ったアナログカセットデッキ用再生ヘッドのページへのリンク