マグネター
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マグネター[1](英: Magnetar[1])とは極端に強い磁場を持ち、その磁場の減衰をエネルギー源として大量の高エネルギー電磁波、特にX線やガンマ線を放射する中性子星である。マグネターの理論は1992年にロバート・ダンカンとクリストファー・トンプソンによって定式化された。この説が提唱された後の約10年間で、過去に観測されている軟ガンマ線リピーターや異常X線パルサーなどのさまざまな天体に対する有望な物理的説明として、広く受け入れられるようになった。
- ^ a b 『シリーズ現代の天文学8 ブラックホールと高エネルギー現象』(第I版第I刷)日本評論社、22頁頁。ISBN 978-4-535-60728-6。
- ^ “マグネター 磁石星の驚異”. 日経サイエンス 2014年5月17日閲覧。
- ^ 例えば1.4太陽質量のマグネターから1,000kmの距離にいる平均的な体格の人間を仮定すると、彼に働く潮汐力は20キロニュートン(20万重量キログラム)を超え体はバラバラに引き裂かれてしまうことになる。
- 1 マグネターとは
- 2 マグネターの概要
- 3 形成
- 4 脚注
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