着任まで
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2009年5月27日に、オバマ大統領はルースを駐日アメリカ合衆国大使に指名する意向であると正式に発表した。 一時期、駐日アメリカ大使候補として名が挙がったハーバード大学教授のジョセフ・ナイが、いわゆる知日派の大物とされるのに対して、ルースは日本との関係が薄いため知日派とは見なされておらず、また外交の経験もないため、日本国内からはオバマ政権による日本軽視の現われではないかという声の一方、経験よりも個人的な信頼関係を重視したものであり、選挙運動を通じて大統領と極めて近い関係にある人物が選ばれたことは、日本にとって大きな意味があるという見方もあった。 同年7月23日にルースはアメリカ合衆国上院外務委員会の公聴会に臨み、承認を受けるにあたっての所信を述べた。同年8月6日、同上院はルースを駐日アメリカ大使とする人事案件を承認し、ルースはオバマ大統領と会談した。会談後、オバマ大統領は「優れた判断力と卓越した知性を備えている人物、私と非常に親しい友人であるとともに、私に助言してくれる人物、そして最先端技術に関して民間部門で働いた経験があるだけでなく、公共サービスにも深い関心がある人物」としてルースを紹介した。同16日、ルースは就任宣誓を行った。
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