眞田芳憲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 09:56 UTC 版)
眞田 芳憲(さなだ よしあき、1937年3月15日 - 2017年11月23日)は、日本の法学者(ローマ法・イスラム法・比較法文化論)。中央大学名誉教授。法学博士。新潟県出身。「真田芳憲」とも表記される。
略歴
新潟県生まれ。1959年中央大学法学部卒。同大学で矢田一男に師事してローマ法を専攻し、のちイスラーム法をも対象とした。1961年中央大学大学院法学研究科修士課程修了、1964年まで同大学院博士課程に在籍後[1]、1964年中央大学法学部助手。恩師の矢田一男急逝を受けて、後任として1967年同法学部講師(西洋法制史ほか担当)。翌年助教授。1974年同法学部教授。その後、法学部通信教育部長、同大学評議員、法学部長、日本比較法研究所所長などを歴任。(財)世界宗教者平和会議平和研究所長。1998年法文化学会初代理事長。 2015年11月瑞宝中綬章受章[2]。
著書・訳書
- 『イスラーム法の精神』(中央大学出版部、1985年初版、2000年改訂増補版)
- 『イスラーム 法と国家とムスリムの責任』(中央大学出版部、1992年)
- 『法学入門』(中央大学出版部、1996年)
- 『イスラーム身分関係法』(松村明と共編、中央大学出版部、2000年)
- 『ローマ法の原理』(森光と共訳、中央大学出版部、2003年)
- 『日本人のためのイスラーム入門』(佼成出版社、2005年)
- 『生と死の法文化』(国際書院、2010年)
- 『大逆事件と禅僧内山愚童の抵抗』(佼成出版社、2018年)
- 『法令用語ア・ラ・カルト』(矢沢久純補訂、中央経済社、2023年)
など
脚注
- ^ マイポータル
- ^ “平成27年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 9 (2015年11月3日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ 「眞田芳憲元理事長のご逝去を悼む」
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固有名詞の分類
日本の法学者 |
佐藤岩昭 後藤巻則 眞田芳憲 末岡精一 高見進 |
日本の法学者 |
佐藤岩昭 後藤巻則 眞田芳憲 末岡精一 高見進 |
比較法学者 |
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ローマ法学者 |
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イスラーム法学者 |
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