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      この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 出典検索?: "直交関数列" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2015年6月)
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 数学において直交関数列(ちょっこうかんすうれつ、英: orthogonal functions)とは互いに直交する関数列の事である。 
  
 定義
 
 区間 (α, β) (−∞ ≤ α < β ≤ ∞) 上で定義された複素数値関数 f(x), g(x) に対し 
 
 
  - 
   
     
   
 
 
 は、積分が有限値として存在するならば、内積となる。 
 (α, β) 上の複素値関数の列 {φn(x)} が、この内積に対し、互いに直交し、 
 
 
  - 
   
     
   
 
 
 であるとき、直交関数列であるという。 
 特に直交関数列のうち、ノルムが 1、すなわち 
 
 
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 であるものものを正規直交関数列という。 
 また、実数値関数の列 {φn(x )} とある関数 w(x) ≥ 0  に対し、{(w(x))1/2φn(x)} が直交関数列をなし、 
 
 
  - 
   
     
   
 
 
 であるとき、この関数列を重み(荷重)w(x) の直交関数列という。 
 
 
 例
 
 三角関数形
 
 
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   余弦関数系
  
 
 
 
 1と余弦関数による列{1, cosx, cos2x, cos3x,…}は区間 [0, π] で直交関数系を成す。 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
   正弦関数系
  
 
 
 
 正弦関数による列 {sinx, sin2x, sin3x,…} は区間 [0, π] で直交関数系を成す。 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
   三角関数系
  
 
 
 
 {1, cosx, sinx, cos2x, sin2x,…} は [-π, π] で直交関数系を成す。 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
     

 
 
 
 
  - 
     

 
 
 
 直交多項式
 
  
 エルミート多項式
 
 関係式 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 で定義されるエルミート多項式は区間 (−∞, ∞) 上の重み e−x2/2 の直交関数系であり、 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 を満たす。 
 
 ルジャンドル多項式
 
 関係式 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 で定義されるルジャンドル多項式は区間 [−1, 1] 上の直交関数系であり、 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 を満たす。 
 
 ラゲール多項式
 
 関係式 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 で定義されるラゲール多項式は区間 [0, ∞) 上の重み e−x の直交関数系を成し、 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 を満たす。 
 
 チェビシェフ多項式
 
 関係式 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 で定義されるチェビシェフ多項式は区間 [−1, 1] 上の重み (1 − x2)−1/2 の直交関数系を成し、 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 を満たす。 
 
 ゲーゲンバウアー多項式
 
 関係式 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 で定義されるゲーゲンバウアー多項式は区間 [−1, 1] 上の重み (1 − x2)α − 1/2 の直交関数系を成し、 
 
 
  - 
   
     
  
   
 
 
 を満たす。 
 
 完備関数列
 
 直交関数列で、 
 
 
  - 
   
     
   
 
 
 となるもののことを言う。 
 
 例
 
 
    
 (三角関数列) 
 
 関連項目