盧至長者とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 世界宗教用語 > 盧至長者の意味・解説 

るしちょうじゃ 【盧至長者】

盧至はロシとも。『盧至長者経』に出る慳貪欲張り)で知られ長者舎衛国の人で、帝釈天方便をもって長者開けて財宝を貧人に施し以来仏道精進し開悟したという。

ろしちょうじゃ 【盧至長者】

→ 盧至長者

るし長者

(盧至長者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/23 13:34 UTC 版)

るし長者とは天竺にいたという伝説上の人物、ならびにそれを主人公とした物語である。表記は盧至長者留志長者とも。

『盧至長者因縁経』、『法苑珠林』、『今昔物語集』巻3第22話「盧至長者語」、『古本説話集』「留志長者事」、『宇治拾遺物語』第6巻3話「るし長者のこと」、などに見られ、それらを素材として奈良絵本などもつくられている。

概要

天竺るし長者という非常に慳貪(けんどん)な富豪が住んでいたが、その有り様を目にした帝釈天が、長者の姿そっくりに変化して現われてをひらかせ、彼の財産をすべて他人に分け与えてしまう。るし長者は改心し慳貪の(ごう)によって地獄道(あるいは餓鬼道)に落ちることをまぬがれ、家族にも優しくなる。

参考文献

脚注

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「盧至長者」の関連用語

1
38% |||||

盧至長者のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



盧至長者のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのるし長者 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS