皮膚の微生物叢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/08 13:33 UTC 版)
腸管と同様に皮膚もまた独自の微生物叢を構成しており、皮膚の微生物叢においてはプロピオニバクテリウム属、コリネバクテリウム属、ストレプトコッカス属の細菌とそれに感染するファージ、マラセチアなどの真菌、ポリオーマウイルスが主体となっている。健常者の皮膚微生物叢は黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する働きを持つが、アトピー性皮膚炎の患者においては皮膚微生物叢が破綻して黄色ブドウ球菌が増殖している。また、ニキビは皮膚微生物叢で最も比率の大きい種であるアクネ菌との関連が指摘されている。アクネ菌は健常な皮膚における常在細菌だが、ニキビ患部においては特定の系統が増加している。
※この「皮膚の微生物叢」の解説は、「微生物叢」の解説の一部です。
「皮膚の微生物叢」を含む「微生物叢」の記事については、「微生物叢」の概要を参照ください。
ウィキペディア小見出し辞書の「皮膚の微生物叢」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
- 皮膚の微生物叢のページへのリンク
