ヒストンバリアント
英語:histone variant
染色体を構成するヒストンのうち、互いに類似しているが、僅かにアミノ酸配列が異なっている変異体のこと。例えば、ヒストンにはH1, H2A, H2B, H3, H4の5種類が知られているが、そのうちヒト由来のH3ヒストンにはH3.1、H3.2、H3.3、H3t、CENP-Aの5つのバリアントが知られている。バリアントによって機能が異なっているといわれる。
2014年2月に理化学研究所の研究グループは、iPS細胞の作製にあたって、ヤマナカファクター(山中因子)とヒストンバリアントを組み合わせて添加することで、作製効率が20倍になることを報告した。
関連サイト:
卵子の「異型ヒストン」がiPS細胞の作製を促す - 理化学研究所
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