略体歌と非略体歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 08:46 UTC 版)
『万葉集』の様々な表記を探るには、柿本人麻呂の『人麻呂歌集』が参考になる。『万葉集』に収められている『人麻呂歌集』の歌は360首あまりで、そのうち210首が略体歌、残り150首が非略体歌である。非略体歌とは、助詞「乃」(の)・「之」(が)などが書き記されているスタイルのものをいい、助詞などを書き添えていないものを略体歌という。和歌の文字化が略体歌から非略体歌という方向へ発展したことはほぼ間違いないが、これはできるだけ日本語の発音どおりに忠実に語を表記していくということであった。
※この「略体歌と非略体歌」の解説は、「韓藍花歌切」の解説の一部です。
「略体歌と非略体歌」を含む「韓藍花歌切」の記事については、「韓藍花歌切」の概要を参照ください。
- 略体歌と非略体歌のページへのリンク