田畑千秋とは? わかりやすく解説

田畑千秋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 07:31 UTC 版)

田畑 千秋(たばた ちあき、1952年 - )は、日本民俗学者大分大学教授。

父は、『奄美大島昔話集』『奄美のことわざ』『徳之島の昔話』『奄美諸島の昔話』『奄美の民俗』『奄美の伝説』『南島歌謡大成・奄美篇』などを著した民俗学者の田畑英勝東京都練馬区長を務めた田畑健介は叔父。

来歴

鹿児島県奄美大島の旧家に生まれる。

國學院大學文学部を経て法政大学大学院修了後、ドイツボン大学に留学してクライナー・ヨーゼフに師事した。

奄美博物館創設に尽力、開館後初代主幹学芸員となった。国際日本文化研究センター客員助教授鎌倉女子大学客員教授等を経て、大分大学教授。2004年、「奄美大島の口承文芸研究」で國學院大學より博士(民俗学)の学位を取得した[1]

受賞

  • 沖縄文化協会賞(1989年、「奄美のユングトゥの呪祷性」)
  • 佐藤玩具財団優秀論文賞(1991年、「奄美の子供遊び」)
  • 南海文化賞(2006年、南島文化の研究功績により)

奄美関係著書

単著

  • 『奄美名音集落の八月歌』天空舎、1991年12月 自費出版文化賞受賞
  • 『奄美の暮しと儀礼』第一書房、1992年2月 ISBN 978-4-80420027-9 日本図書館協会選定図書
  • 『奄美のわらべうた』天空舎、1992年9月
  • 『奄美沖縄 女のことわざ』第一書房、1997年11月 ISBN 978-4-80420126-9 日本図書館協会選定図書
  • 『奄美大島の口承説話』第一書房、2005年3月 ISBN 978-4-80420759-9
  • 『南島口承文芸研究叙説』第一書房、2005年9月 ISBN 978-4-80420761-2

共編著

  • 『ドイツ人のみた明治の奄美』(クライナー・ヨーゼフと共著)ひるぎ社、1992年2月
  • 『奄美 復帰50年 ヤマトとナハのはざまで』(『現代のエスプリ』別冊、松本泰丈と共編)至文堂 ISBN 978-4-78436032-1

脚注

  1. ^ 田畑千秋『奄美大島の口承文芸研究』(博士(民俗学)論文)國學院大學、2004年11月24日。 NAID 500000285908。学位授与番号: 乙第223号。 




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