田口佐波主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 04:11 UTC 版)
田口 佐波主(たぐち の さわぬし)は、平安時代初期の貴族。官位は正四位下・神祇伯、贈従三位。
経歴
太皇太后・橘嘉智子の外戚であったことから、橘嘉智子所生の正良親王が即位(仁明天皇)すると、承和元年(834年)二階昇進して正五位下、承和2年(835年)従四位下と急速に昇進を果たした。のち、右京大夫・武蔵守を歴任する一方、承和11年(844年)従四位上、承和13年(846年)正四位下と累進した。
承和14年(847年)2月に神祇伯に任ぜられるが、同年閏3月23日卒去。最終官位は神祇伯正四位下。没後、太皇太后の外戚として従三位の贈位を受けた[1]。
官歴
『六国史』による。
- 時期不詳:正六位上
- 天長5年(828年) 正月7日:従五位下
- 承和元年(834年) 正月7日:正五位下(越階)
- 承和2年(835年) 正月7日:従四位下
- 承和7年(840年) 6月10日:右京大夫
- 承和9年(842年) 8月11日:武蔵守
- 承和11年(844年) 正月7日:従四位上
- 承和13年(846年) 正月7日:正四位下
- 承和14年(847年) 2月11日:神祇伯。閏3月23日:卒去(神祇伯正四位下)、贈従三位
脚注
参考文献
- 田口佐波主のページへのリンク