田中寅彦「A級昇級の確率64分の63」(第57期)
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第57期(1998年度)のB級1組は、第9回戦終了(残り2局)の時点で田中寅彦(8勝1敗、リーグ表4位)がトップ。2番手の郷田真隆(7勝2敗、リーグ表11位)と3番手の南芳一(6勝3敗、リーグ表2位)が追いかける展開となっていた。すでに互いの直接対決が終わっていたので、残り2局で田中が2連敗し、かつ、郷田と南が2連勝するという「確率64分の1」の事態にならない限り、田中は昇級枠2名の中に入りA級復帰するという状況であった。次の第10回戦で田中は負け、郷田と南は勝ち、「64分の1」が「8分の1」になった。最終の第11回戦でも田中は負け、郷田は勝った。しかし、南が福崎文吾に負けたため、田中のA級復帰が決まった。当時、田中はNHKのテレビ放送で「福崎君に感謝しないと」と語った。
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