生没年についての謎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 14:33 UTC 版)
「エジプトのマリア」の記事における「生没年についての謎」の解説
教派ごとに記憶日が異なるほか、生没年についての伝承も異なっている。正教会ではエジプトの聖マリアの永眠した年を521年、522年などとする数字が挙げられているが、他方、カトリック系のオンライン百科事典では421年となっている。 他にも様々な伝承・推定がなされているが、聖マリアが永眠する前日に領聖した4月1日が復活祭前の木曜日であったという記述が年代確定の手がかりになるとされる。つまり、4月4日が日曜日・主日となり、かつ復活大祭であった年が、聖伝と符合する年という事になる。 しかしながら、各教会に伝わる伝承のうち、このような条件を満たす年号を示す伝承が存在しない。従ってこの手がかりに拠っても、エジプトの聖マリアの生没年は確定されていないのが現状である。
※この「生没年についての謎」の解説は、「エジプトのマリア」の解説の一部です。
「生没年についての謎」を含む「エジプトのマリア」の記事については、「エジプトのマリア」の概要を参照ください。
- 生没年についての謎のページへのリンク