現在のトレブリンカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 07:10 UTC 版)
「トレブリンカ強制収容所」の記事における「現在のトレブリンカ」の解説
前述のように収容所は証拠隠滅のためナチスによって徹底破壊されたため当時の建物は一つも残っていない。現在の収容所跡地には鉄道引き込み線や犠牲者の持ち物などを焼却した縦穴、ガス室の存在を示す地下からの換気のための煙突が地表付近にいくつか覗いているが、これらはいずれも復元されたものである。しかし移送されてきたユダヤ人たちが降り立ったプラットホーム跡、収容所へ向かう鉄道の支線が通されていた獣道、そしてたくさんの慰霊碑や記念碑などが当時の面影を偲ばせている。近隣に鉄道路線はなく、訪問者の多くは1時間半の道のりをワルシャワで観光バスなどのチャーター便もしくはレンタカーを仕立ててくる。史跡としての整備は最小限に留められ、収容所跡地周辺もパンフレットなどを販売する売店が散在する程度で宿泊施設も存在せず、外国から訪れるには相応の準備を必要とする。
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