玉川ダム (愛媛県)とは? わかりやすく解説

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玉川ダム (愛媛県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 16:18 UTC 版)

玉川ダム
左岸所在地 愛媛県今治市玉川町龍岡下カジヤ丁1-16
位置
河川 蒼社川水系蒼社川
ダム湖 玉川湖
ダム諸元
ダム型式 直線越流型重力式コンクリートダム
堤高 56 m
堤頂長 260 m
堤体積 187,000 m3
流域面積 38.1 km2
湛水面積 64 ha
総貯水容量 9,900,000 m3
有効貯水容量 9,100,000 m3
利用目的 FNWIP(洪水調節不特定利水上水道工業用水発電
事業主体 愛媛県
電気事業者 愛媛県
発電所名
(認可出力)
玉川ダム発電所(270kW
施工業者 熊谷組
着手年 / 竣工年 1964年1970年
出典 [1][2][3]
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玉川ダム(たまがわダム)は、愛媛県今治市二級河川蒼社川水系蒼社川に建設されたダムである。洪水調節不特定利水上水道工業用水発電を目的とする、愛媛県営多目的ダムである[1][4]

沿革

蒼社川の流域は花崗岩風化によってできた真砂土の影響により、平野部にある山手橋周辺では天井川が形成され、表流水はわずかであった[2]。そのため、今治市では地下水によって水不足に対応していたが、人口増加や工業用用水需要増加により地下水も不足していた[2]。そこで、愛媛県は蒼社川総合開発事業を立ち上げ、1964年に洪水調節、不特定利水、上水道、工業用水を目的として調査を開始し、1968年にダム本体の工事に着手し、1971年3月に完成した[2]。2017年1月には、2015年3月に着工していた小水力発電所である玉川ダム発電所が完成し、運転している[4]

撮影・ロケ

周辺

ダム湖周辺は、春には1500本もの桜が美しく咲き誇る花見の名所となっている[6]。周辺には公園やキャンプ場なども整備されている他、市営艇庫が設置されており学生などが放課後や休日などに練習やレースを行う姿が見られる。

アクセス

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b ダム便覧 玉川ダム [愛媛県](たまがわ)”. 一般財団法人 日本ダム協会. 2019年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月18日閲覧。
  2. ^ a b c d データベース『えひめの記憶』愛媛県史 地誌Ⅱ(東予西部)(昭和61年12月31日発行) 七 蒼社川その他の水資源開発”. 愛媛県生涯学習センター. 2019年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月18日閲覧。
  3. ^ 地理院地図”. 国土交通省国土地理院. 2019年3月18日閲覧。
  4. ^ a b 県が整備・最大出力270kW 玉川ダムに小水力発電所”. 愛媛新聞社. 2019年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月18日閲覧。
  5. ^ 『全国映画ドラマロケ地事典』p351 日外アソシエーツ編集(2011年)全国書誌番号:21946393
  6. ^ 玉川ダム・玉川湖 - 鈍川温泉郷 温泉旅館組合、2021年6月6日閲覧。

関連項目

外部リンク




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