獅子を連れた騎士とは? わかりやすく解説

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獅子を連れた騎士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/01 07:30 UTC 版)

ユーウェイン」の記事における「獅子を連れた騎士」の解説

よく知られたものにクレティアン・ド・トロワ書いた物語がある。このテキストにおいてはユーウェイン卿はある決闘騎士一人殺してしまう。ここで、ユーウェイン卿は自身殺害した騎士の妻・ロディーヌ (Laudine(英語版)) に恋をしてしまう。ロディーヌにとってみれば、ユーウェイン卿は亡き夫の仇なので当然のことだが、ユーウェイン卿の愛を受け入れられるものではない。そこで、この物語見せ場一つであるが、ロディーヌの妹、リュネット (Lunete(英語版)) による巧妙な説得により、ユーウェイン卿はロディーヌとの結婚成功する。 しばらくは、ユーウェイン卿は安楽な結婚生活送っていたのだが、従兄弟ガウェイン卿の説得により、再び冒険の旅出発することを決意するこのさいユーウェイン卿はロディーヌに「必ず一年以内帰る」と約束するが、結局ユーウェイン約束を守ることができなかった。激怒したロディーヌはユーウェイン卿を拒否するので、悲嘆にくれたユーウェイン卿はあてのない旅に出ることになる。 旅の途中ユーウェイン卿は大蛇(龍とも)と戦っている獅子発見するユーウェイン卿は獅子加勢するのだが、これに恩義感じた獅子は、ユーウェイン卿と行動共にするうになる以降ユーウェイン卿は「獅子騎士」あるいは「獅子を連れた騎士」と呼ばれるうになるこののち、しばらく各地旅したユーウェイン卿は、ふたたびリュネット話術によりロディーヌの怒りをといてもらい、妻であるロディーヌとともに生活していくことになる。

※この「獅子を連れた騎士」の解説は、「ユーウェイン」の解説の一部です。
「獅子を連れた騎士」を含む「ユーウェイン」の記事については、「ユーウェイン」の概要を参照ください。

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