狂牛病問題報道の経緯
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米国産牛肉の輸入再開に合意したことを受け、2008年4月29日に「緊急取材! 米国産牛肉、狂牛病から守られているか」と題し、狂牛病に関する内容を放送したが、この中で「韓国人は遺伝子的に狂牛病にかかりやすい」、「狂牛病の主な症状はすわりこむことだ(いわゆる“へたり牛”)」等と報じ、韓国国内で大規模な反米・反政府デモが起こるなどの影響をもたらした。しかし放送内容に捏造や誇張があったことが明らかとなり、MBCは謝罪放送を行った。 2008年4月29日 - 「緊急取材! 米国産牛肉、狂牛病から守られているか」を放送。 2008年5月13日 - 再度狂牛病に関する報道を行う。 2008年5月19日 - 言論仲裁委員会によって、訂正放送を命令される。これを不服としたMBCはソウル南部地方裁判所に提訴する。 2008年7月19日 - 放送通信審議委員会により、「視聴者への謝罪命令」という懲戒処分が下される。 2008年7月29日 - 検察庁が「『PD手帳』の番組内容は、取材を行った事実とは異なる意図的な歪曲・誇張編集が19カ所にわたり行われた」と発表。 2008年7月31日 - ソウル南部地方裁判所で訂正放送を命じる判決が出される。 2008年8月1日 - PD手帳側が検察の発表に反論する記者会見を行う。 2008年8月12日 - MBCが放送通信審議委員会の命令に従い、謝罪放送を行う。この謝罪放送を阻止しようとMBCの労組が主調整室の前を占拠する騒ぎも起こる。 2008年8月13日 - チーフプロデューサーのチョ・ヌンヒとディレクターのソン・イルジュンが異動となる。
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