物語中の廖化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 07:32 UTC 版)
小説『三国志演義』では黄巾賊の残党ながら、仲間の杜遠が拉致してきた劉備の妻妾に無礼を働いたため、 首を斬って関羽に差し出す。その際、賊出身の人物を家来にすることを嫌った関羽に拒絶されている。劉備が荊州を手中にした頃に物語へ復帰し、関羽の主簿(幕僚長)となる。関羽が呂蒙に攻められ麦城へ逃げ込んだ時、上庸の劉封・孟達へ援軍を求めに走ったが、拒否されて成都に走った。関羽死後に劉封らの処罰を劉備に訴え、これが孟達の脱走と劉封の処刑につながっている。 北伐の際には諸葛亮配下の将として活躍する。あるとき、諸葛亮の策により司馬懿を追い詰めたが、司馬懿が退路とは別の道にわざと兜を落としたのを真に受け、あと一歩のところで取り逃してしまった。諸葛亮は廖化の戦功を評価したものの、関羽ならば司馬懿を捕らえたであろうと、思い耽ることになる。最期は正史と同様である。
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