物見塚古墳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 物見塚古墳の意味・解説 

物見塚古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 09:03 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
物見塚古墳
所在地 山梨県南アルプス市下市之瀬字上の山941他
位置 北緯35度35分59.1秒 東経138度27分18.6秒 / 北緯35.599750度 東経138.455167度 / 35.599750; 138.455167座標: 北緯35度35分59.1秒 東経138度27分18.6秒 / 北緯35.599750度 東経138.455167度 / 35.599750; 138.455167
形状 前方後円墳
規模 墳丘長約46m、前方部長約16m、前方部幅約14m、後円部径約30m、墳高4.2m
埋葬施設 粘土槨
出土品 鉄剣玉類(臼玉・管玉)、銅鏡鉄鏃
築造時期 4世紀末〜5世紀前半
史跡 県指定史跡(1988年)
テンプレートを表示

物見塚古墳(ものみづかこふん)は、山梨県南アルプス市下市之瀬字上の山に所在する古墳時代前期前半の前方後円墳

立地と造営時期

南アルプス市内はもとより釜無川以西では唯一の前方後円墳で、造営年代は4世紀末から5世紀前半にかけての時期が推定されている。周囲には、5世紀後半の円墳とみられる六科丘古墳(ぬじなおかこふん)、6世紀の鋳物師屋古墳、弥生時代・古墳時代・平安時代の複合集落遺跡油田遺跡などが点在する。

規模と副葬品

墳丘長約46メートルであり、前方部の長さが約16メートル、幅が約14メートル、後円部の直径は約30メートルで高さはおよそ4.2メートルで、墳丘表面より葺石も確認している。埋葬施設は粘土槨と推定され、鉄剣、玉類、銅鏡(珠文鏡)などが副葬品として納められていたと考えられる。発掘調査は櫛形町教育委員会により1981年昭和56年)に実施されたが、銅鏡はそれ以前に採集されたものである[1]2005年平成17年)にも南アルプス市教育委員会による再調査が行われており、複数の出土品があった[2]

県指定史跡

1988年(昭和63年)に山梨県の史跡に指定された。現在は、墳丘を保護するための緊急措置として土嚢による土留がなされている[3]

脚注

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「物見塚古墳」の関連用語

物見塚古墳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



物見塚古墳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの物見塚古墳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS