物見山 (埼玉県東松山市)とは? わかりやすく解説

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物見山 (埼玉県東松山市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 02:17 UTC 版)

物見山(物見山公園)
物見山山頂
分類 都市公園(総合公園)
所在地
埼玉県東松山市大字岩殿
座標 北緯36度0分0秒 東経139度21分46秒 / 北緯36.00000度 東経139.36278度 / 36.00000; 139.36278座標: 北緯36度0分0秒 東経139度21分46秒 / 北緯36.00000度 東経139.36278度 / 36.00000; 139.36278
面積 9.0ha
運営者 東松山市
駐車場 あり
公式サイト 東松山市のサイト
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物見山(ものみやま)は、埼玉県東松山市の南西部にある。標高134.9m[1][注釈 1]で、比企丘陵の最高峰である[2]。山麓一帯を物見山公園として、東松山市が都市公園(総合公園)[4]として整備し、公開している。

概要

山名の由来は坂上田村麻呂が東征のとき、この山に登って四囲を眺めたことに由来する[2]1922年(大正11年)3月29日に「物見山岩殿山観音の勝」として埼玉県指定文化財(名勝)に指定されている[2]

約4万本のツツジの名所として有名なこの山は、麓から山頂付近までなだらかな斜面になっている。山頂付近を高坂駅付近から鳩山ニュータウンに抜ける埼玉県道212号岩殿観音南戸守線が直線で通過している。

古から高坂から越生に向かう街道の途中に位置していたこともあり、山頂付近にはかつて茶屋だった食事亭「日の出家」がある。そばには坂東三十三箇所の十番札所である岩殿観音(正法寺)があり、物見山から尾根沿いに笛吹峠を通って九番札所である慈光寺に至るまでの道は「巡礼街道」と呼ばれていた[5](現在は市民の森公園内につき自動車通行禁止になっている)。周辺には埼玉県平和資料館岩殿観音埼玉県こども動物自然公園、東松山市民の森、地球観測センターなどがあり、行楽スポットとなっている。

山頂へは、東武東上線高坂駅西口からバスで10分ほど。このバス路線は本数が多く、かつて県道の山頂付近にS字カーブがあり事故多発地点であったが、2002年に改良された。なお、麓付近に「物見山登山口」というバス停が存在するが、登山道は存在しない。これは、鳩山ニュータウンゆきのバス路線が開業する前まであった当時の岩殿山ゆきのバス路線(弁天沼・鳴かずの池付近に終点バス停があった)で物見山に行く際には、このバス停で降りて県道212号岩殿観音南戸守線を歩く必要があったためで、その頃の名残りである。

アクセス

周辺

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 標高135m[2]、標高136m[3]とする資料もある。

脚注

  1. ^ 納谷 友視、原 英俊、小松原 純子. “川越地域の地質”. 地域調査総合センター. 2025年3月8日閲覧。
  2. ^ a b c d 物見山岩殿山観音の勝”. 東松山市. 2025年3月8日閲覧。
  3. ^ 地質調査業務報告書”. 埼玉西部環境保全組合. 2025年3月8日閲覧。
  4. ^ 東松山市都市計画の概要(東松山市まちづくり住宅課)
  5. ^ 観光・レジャー情報(鳩山町ホームページ)

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