牛鋤,すき鍬 (うしすき,すきぐわ)
牛犂、すき鍬と呼ばれる。我が国の和犂のほとんどすべてが左反転であるのに対し、高知の犂のほとんどすべてが右反転であった。右反転は、洋犂(ブラウ)をはじめ中国犂の普及している東南アジア諸国の犂のすべてに使われており、高知犂はその意味において外国型である。従って犂の改良の歴史も高知県特有の課程を経ており、在来長床犂から半中床犂へ、そして短床犂へと進んだが、終始右反転犂であった。在来の高知犂に特有の形状をもっていた犂さき、へらから、通常みられる改良短床犂のそれに近い形に移行した初期の犂で昭和前期から20年頃に使われた。犂床にやや広幅の鉄板が張ってあるのは、高知犂は犂身を直立させて使ったことを示している。犂先の長さ16cm、幅12.5cm、へらの長さ45cm、幅15.5cm、ねり木の長さ124cm、重さ6.6kgである。 |
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