熱の仕事当量の算出方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/21 00:42 UTC 版)
「ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤー」の記事における「熱の仕事当量の算出方法」の解説
詳細は熱の仕事当量を参照 1立方メートルの空気(0℃、圧力10334kg/立方メートル)の定積比熱は0.2172(kcal)、定圧比熱は0.3064(kcal)である。1℃の温度上昇で体積が1/273増加する時になされる仕事は、比熱の差に等しい。 これにより、力学的仕事(10334×1/273=37.85kg・m)は、熱の量、比熱の差(0.3064-0.2172=0.0892)に等しくなる。 よって1kcalに対する仕事当量xは、比例式0.0892:1=37.85:x から、x=424.4kg・m(1kcalの当量値)である。 マイヤーは1842年、上記の方法で初めて熱の仕事当量を求めたが、当時存在していた実験データの誤差により、上記の値より1割強ほど小さい値を導き出した。
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