(b) 熱から仕事への変換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 22:35 UTC 版)
「マクスウェルの悪魔」の記事における「(b) 熱から仕事への変換」の解説
分子が右にあったときには、中央の仕切りを左に、左にあったときには右に、ゆっくりと動かせるようにする。 このとき、過程は等温過程であり、(自由膨張なので)内部エネルギーは変化しない。 より細かく言えば、分子は容器を押すときに仕事をし、わずかにエネルギーを失うが、すぐに周囲の熱浴から熱のエネルギーを受け取る。 これによって、周囲の熱 Q を仕事 W に変えることができる。 体積が 2 倍になるときには、この仕事に代わるエネルギーは kT ln 2 である。
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