照願寺 (常陸大宮市)とは? わかりやすく解説

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照願寺 (常陸大宮市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 21:41 UTC 版)

照願寺
所在地 茨城県常陸大宮市鷲子2236
山号 毘沙幢山
院号 無為院
宗派 真宗大谷派
創建年 鎌倉時代初期
開山 念信
正式名 毘沙幢山無爲院照願寺
文化財 木造聖徳太子立像(茨城県指定文化財)、親鸞聖人一代絵巻4巻(常陸大宮市指定文化財)
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照願寺(しょうがんじ)は、茨城県常陸大宮市にある真宗大谷派寺院

歴史

鎌倉時代初期、念信によって開山された。念信は親鸞の高弟「二十四輩」の一人で、俗名「高沢氏信」という清和源氏出身の武士であった。出家後、浄土真宗の教えを広めるとともに、所領の常陸国那珂郡に寺を創建した[1][2]

元々は常陸国那珂郡小舟村毘沙幢(現・茨城県常陸大宮市小舟)に位置していたが、1300年正安2年)に鷲子春丸に移転、1490年延徳2年)に鷲子城崎(現在地)に移転した[1]

元禄年間(1688年 - 1704年)に当寺は分立し、現在地にある常陸国の照願寺は東本願寺を、新設の上総国照願寺西本願寺本山として仰ぐようになった[2]

境内には、「見返りの桜」と呼ばれるの木がある。これは1228年安貞2年)、親鸞が訪れた際に一夜のうちに満開になった奇瑞に基づく。現在の桜は、元禄年間に徳川光圀の命により旧所在地から移植したものである[1][3]

照願寺本堂

文化財

  • 木造聖徳太子立像(茨城県指定文化財 昭和33年7月23日指定)[4]
  • 親鸞聖人一代絵巻4巻(常陸大宮市指定文化財 昭和33年7月23日指定)[5]

交通アクセス

脚注

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  1. ^ a b c 照願寺(茨城県)真宗教団連合「親鸞聖人を訪ねて」
  2. ^ a b 照願寺(千葉県)真宗教団連合「親鸞聖人を訪ねて」
  3. ^ 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年、209p
  4. ^ 木造聖徳太子立像茨城県
  5. ^ 常陸大宮市文化財マップ常陸大宮市

参考文献

  • 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年



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