無顆粒球症
【概要】 血液の中に顆粒球、つまり好中球(正常は1700/μL以上)がみられなくなった状態をいう。自己免疫や抗癌剤などで減少した場合は、好中球減少症といい、薬剤の副作用で起こった場合を特に無顆粒球症という場合が多い。HIV感染症ではもともと好中球は減少ぎみである。
【詳しく】 無顆粒球症を起こしやすい薬剤は、ニューモシスチス肺炎の治療や予防で使われるST合剤、ペンタミジンそして抗HIV薬のネビラピンなど。無顆粒球症の発見の遅れは生命に危険。診断は骨髄穿刺。治療は薬剤の中止、無菌ベッドへの収容、副腎皮質ステロイドやG-CSFを使用する。新しい薬を始めたら2週間目に血液検査をするのがよい。

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