無限の個人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 16:47 UTC 版)
「アローの不可能性定理」の記事における「無限の個人」の解説
投票者の人数が有限であるという仮定を外せば、アローの他の条件を全て満たす集計ルールが存在することを一部の研究者が指摘した(例えばKirman & Sondermann,1972)。しかし、そのような集計ルールは超フィルターと呼ばれる極めて非構成的な数学的存在に依拠するため、実用上の意味は薄い。特にKirman & Sondermann はそのような集計ルールの背後には「見えざる独裁者」が存在すると述べている。Miharaはそのような集計ルールがアルゴリズム的に計算可能でないことを示した。これらの結果はアローの定理の堅牢さを示すものだと看做せる。
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