激愛 (リンダロンシュタットのアルバム)とは? わかりやすく解説

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激愛 (リンダ・ロンシュタットのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 04:49 UTC 版)

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激愛
リンダ・ロンシュタットスタジオ・アルバム
リリース
録音 1979年10月24日 - 1980年1月10日、Record One(カリフォルニア州ロサンゼルス)
ジャンル
時間
レーベル アサイラム
プロデュース ピーター・アッシャー
リンダ・ロンシュタット アルバム 年表
ミス・アメリカ
1978年
激愛
1980年
グレイテスト・ヒッツVol.2英語版
1980年
『激愛』収録のシングル
  1. お願いだから
    リリース: 1980年1月
  2. 涙がいっぱい
    リリース: 1980年3月
  3. アイ・キャント・レット・ゴー
    リリース: 1980年6月
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激愛』(Mad Love)は歌手、ソングライター、プロデューサーのリンダ・ロンシュタットによる1980年に発売された10枚目のスタジオアルバム。ビルボードのアルバムチャートに当時のレコードとしても、女性アーティストとしても初めての5位で初登場し[2]、すぐにロンシュタットにとって7年連続となる100万枚以上を売り上げたアルバムとなった。このアルバムはプラチナ・ディスクに認定され[3]グラミー賞にもノミネートされた。

このアルバムにはニール・ヤングの「まぼろしの恋人」(Look Out for My Love)と並んでエルヴィス・コステロの「パーティ・ガール」(Party Girl)、「ガールズ・トーク」(Girls Talk)および「トーキング・イン・ザ・ダーク」(Talking in the Dark)が収録されている。クリトーンズ英語版のファーストアルバム Thin Red Line からも3曲が採用されている。コステロの「トーキング・イン・ザ・ダーク」がリーナ・ラヴィッチ英語版のスタイルで演奏されていることから、『激愛』はしばしばニュー・ウェイヴパンクに分類されることがある。

このアルバムからは熱狂的な「お願いだから」と痛々しく訴えかける「涙がいっぱい」という全米トップ10ヒットが生まれた。「アイ・キャント・レット・ゴー」がこのアルバムからの3曲目のヒットシングルとなった。ロンシュタットはビルボード誌の1980年のナンバーワン女性アーティストに選べれ多。これは彼女にとって4回目の栄誉となった(1975年、1977年、1978年にも選ばれている)。リンダはシングル「お願いだから」でグラミー賞の最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス部門にノミネートされた。イギリスではこのアルバムは65位となった。

リリースから31年後の2011年、『激愛』は廃盤となった。このアルバムはワーナー/ライノの「オリジナル・アルバム・シリーズ」(オリジナルのLPジャケットの小さな複製にそれぞれのCDが入った5枚組のボックスセット)の一部として2012年に再発売されたが、このボックスセットもすでに廃盤である。2018年、フライデー・ミュージックはピンクのLP盤の限定版をリリースした[4]


専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典 評価
オールミュージック [5]
ロバート・クリストガウ B- [6]
ローリング・ストーン (mixed) [7]
The Rolling Stone Album Guide [8]

収録曲

サイドA
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「激愛 - Mad Love」 マーク・ゴールデンバーグ英語版
2. 「パーティ・ガール - Party Girl」 エルヴィス・コステロ
3. お願いだから - How Do I Make You」 ビリー・スタインバーグ英語版
4. アイ・キャント・レット・ゴー - I Can't Let Go」 チップ・テイラー英語版、アル・コーゴニ
5. 涙がいっぱい - Hurt So Bad」 テディ・ランダッツォ英語版・ボビー・ワインスタイン英語版、ボビー・ハート
Side B
# タイトル 作詞・作曲 時間
6. 「まぼろしの恋人 - Look Out for My Love」 ニール・ヤング
7. 「愛は買えない - Cost of Love」 ゴールデンバーグ
8. 「ジャスティン - Justine」 ゴールデンバーグ
9. ガールズ・トーク - Girls Talk」 コステロ
10. 「トーキング・イン・ザ・ダーク - Talking in the Dark」 コステロ
合計時間:

パーソネル

製作

  • ピーター・アッシャー – プロデューサー
  • ヴァル・ギャレイ – 録音、ミキシング
  • ニコ・ボラス – 録音助手
  • マイク・リース – マスタリング
  • ダグ・サックス – マスタリング
  • マスタリング:ザ・マスタリング・ラボ(カリフォルニア州ハリウッド)
  • コッシュ英語版 – 美術監督、デザイン
  • ピーター・ハウ – 写真撮影

チャート

チャート(1980年) 最高順位
Australia (Kent Music Report)[9] 6
オランダ (MegaCharts)[10] 37
ニュージーランド (RMNZ)[11] 22
ノルウェー (VG-lista)[12] 34
United Kingdom (Official Charts Company) 65
US Billboard 200[13] 3

脚注

  1. ^ Cateforis, Theo (2011). Are We Not New Wave? : Modern Pop at the Turn of the 1980s. University of Michigan Press. p. 40. ISBN 0-472-03470-7 
  2. ^ Billboard 200 Week ofMarch 15, 1980”. 2020年10月14日閲覧。
  3. ^ Gold & Platinum - RIAA”. riaa.com. 2020年10月14日閲覧。
  4. ^ LINDA RONSTADT - MAD LOVE (180 GRAM AUDIOPHILE PINK VINYL/LIMITED ANNIVERSARY EDITION) LP”. fridaymusic.com. 2020年10月14日閲覧。
  5. ^ Allmusic review
  6. ^ Robert Christgau review
  7. ^ Rolling Stone review
  8. ^ Brackett, Nathan;
    en:Christian Hoard (2004). The Rolling Stone Album Guide. New York City, New York: Simon and Schuster. p. 701. ISBN 0-7432-0169-8. https://archive.org/details/newrollingstonea00brac. "rolling stone linda ronstadt album guide." 
  9. ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992 (illustrated ed.). St Ives, N.S.W.: Australian Chart Book. p. 258. ISBN 0-646-11917-6 
  10. ^ "Dutchcharts.nl – Linda Ronstadt – Mad Lovee" (in Dutch). Hung Medien. 2019年10月22日閲覧。
  11. ^ "Charts.org.nz – Linda Ronstadt – Mad Lovee". Hung Medien. 2019年10月22日閲覧。
  12. ^ "Norwegiancharts.com – Linda Ronstadt – Mad Lovee". Hung Medien. 2019年10月22日閲覧。
  13. ^ "Linda Ronstadt Chart History (Billboard 200)". Billboard. 2019年10月22日閲覧。



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