潜水艦原型炉1号機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 17:16 UTC 版)
1番目の原子炉は潜水艦原型炉1号機(Dounreay Submarine Prototype 1, DSMP1)として知られている。この原子炉プラントは、イギリス海軍によって女王陛下の潜水艦(Her Majesty's Submarines, HMS)の1隻と認識されており、臨界に達したのは1965年のことであったにもかかわらず、1963年に英国軍艦ヴァルカン(HMS Vulcan)として就役した。ヴァルカンはロールス・ロイスPWR1原子炉プラントであり、1984年に停止するまでに同原子炉は コア A(1965-67年) コア B(1968-72年) コア Z(1974-84年) と炉心を換装しつつ試験を行っていた。1987年、DSMP1はLAIRD(Loss of Coolant Accident Investigation Rig Dounreay)非原子力試験リグとして再就役した が、これは同種のものとしては世界で唯一のものである。LAIRDの試験では、冷却材喪失事故の際に原子炉を防護するために設計されたシステムの効果を検証するために冷却水喪失事故をシミュレートしている。
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