滝観洞インターチェンジとは? わかりやすく解説

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滝観洞インターチェンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 22:49 UTC 版)

滝観洞 ろうかんどうインターチェンジ
花巻JCT方面側出口付近
所属路線 E46 釜石自動車道
仙人峠道路
IC番号 7
本線標識の表記
滝観洞
起点からの距離 64.6 km(花巻JCT起点)
遠野住田IC (9.5 km)
(8.9 km) 釜石仙人峠IC
接続する一般道
県道167号釜石住田線
供用開始日 2008年(平成20年)3月16日
通行台数 x台/日
所在地 029-2501
岩手県気仙郡住田町上有住 あざ 大洞 だいどう地内
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滝観洞インターチェンジ(ろうかんどうインターチェンジ)は、岩手県気仙郡住田町上有住 大洞 だいどうにある釜石自動車道仙人峠道路)のインターチェンジである。

接続道路

岩手県道167号釜石住田線:当インターチェンジが接続する出入口は遠野方面と釜石方面で別々になっており、逆走防止のため入口出口でそれぞれ色分けされている。

概要

2008年(平成20年)3月16日国道283号バイパス「仙人峠道路」のインターチェンジとして供用開始[1]。起点と終点の出入り口のみを備えていた仙人峠道路の中間点に3つ目の出入り口として開設され、住田町内からの直接乗り入れを可能とした[1]。管理・避難用道路として整備されていた箇所を改修し、仙人峠道路開通の一年後に通常のインターチェンジへと格上げしたものである[2]。正式名称を滝観洞とすることは、2007年(平成19年)12月19日に発表された[3]

当インターチェンジ(IC)の開設により、住田町上有住地区から岩手県立釜石病院への救急搬送の収容時間(通報から病院収容までの時間)は半減し、救急出動による住田町内の救急車不在時間も平均1時間短縮された[1]
また供用開始の半月ほど前に、近接するJR上有住駅近くの鍾乳洞・ 滝観洞 ろうかんどうが全長3,635メートル以上、高低差115メートルにおよぶ日本屈指の巨大洞窟であることが判明したこともあり[4]、当ICの開通は『岩手日報』紙で大々的な特集が組まれ[5][6][7] 滝観洞 ろうかんどうへの観光客数は開通から2カ月で約5,800人[1]、半年で1万人を越え、年間では前年2007年の年間9,100人に対してその1.9倍に達した[8][9]

釜石自動車道の全線開通

2019年(平成31年) 3月、仙人峠道路の両端に接続する「釜石自動車道(東北横断自動車道釜石秋田線)」の遠野IC - 遠野住田IC区間[10]、釜石仙人峠IC - 釜石JCT(ジャンクション)区間[11]の開通(全線開通)にともない[12]、仙人峠道路は釜石自動車道の一部となったため、当ICは現在、釜石自動車道の第7番目のインターチェンジとして案内されている[13]

周辺

E46 釜石自動車道仙人峠道路
(6) 遠野住田IC - (7) 滝観洞IC - (8) 釜石仙人峠IC

脚注

  1. ^ a b c d 一般国道283号 仙人峠道路 滝観洞ICが開通して”. 三陸国道事務所ウェブサイト. 国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所. 2023年5月10日閲覧。
  2. ^ 仙人道路滝観洞IC/16日に待望の供用開始」『Web東海新報』東海新報社、2007年1月7日、1面。2023年5月10日閲覧。オリジナルの2008年3月28日時点におけるアーカイブ。
  3. ^ 三陸国道事務所 (2007年12月19日). “[記者発表資料]仙人峠道路 管理・避難用道路 出入り口名(IC)を『滝観洞(ろうかんどう)』に決定!”. 三陸国道事務所ウェブサイト. 国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所. 2023年6月11日閲覧。
  4. ^ 「滝観洞の価値再発見 住田で調査報告会」『岩手日報』岩手日報社、2008年2月25日。「2000年からの調査で、滝観洞の全長は3635メートル以上で、全国10位の巨大洞窟であることが判明。参加者は3月中旬の国道283号仙人峠道路滝観洞インターオープンに向け、「地域の観光振興に弾みがつく」と期待を膨らませた。」
  5. ^ 「地域活性化へ祝砲 住田・滝観洞IC開通 観光振興に期待」『岩手日報』岩手日報社、2008年3月17日、朝刊、1面。
  6. ^ 「論説 滝観洞インター開通 地域の内発力高めよう」『岩手日報』岩手日報社、2008年3月17日、朝刊、3面。
  7. ^ 「巨大洞窟 魅力身近に 住田・滝観洞ICオープン」『岩手日報』岩手日報社、2008年3月17日、朝刊、11-12面。
  8. ^ 三陸国道事務所 (2009年3月18日). “[記者発表資料]一般国道283号 仙人峠道路の開通から2年が経過して : 事業の整備効果の事例についてお知らせします”. 三陸国道事務所ウェブサイト. 国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所. 2023年5月10日閲覧。資料個別pdf(pdf)あり。
  9. ^ 上有住の滝観洞/年間入洞者1万人突破/震災前の水準に戻る/住田」『Web東海新報』東海新報社、2019年12月15日、7面。2023年5月12日閲覧。
  10. ^ 東北地方整備局岩手河川国道事務所, 岩手県, 遠野市 (2019年2月7日). “[記者発表資料]復興支援道路《【E46】東北横断自動車道 釜石秋田線》 遠野道路 遠野住田IC〜遠野IC間が平成31年3月3日(日)15時に開通します” (pdf). 国土交通省東北地方整備局道路部. 2023年5月12日閲覧。 ※pdf配布元は「3.11 復興道路・復興支援道路情報サイト」の記者発表欄。
  11. ^ 南三陸国道事務所 (2019年2月8日). “[記者発表資料]三陸沿岸道路と東北横断自動車道が連結します! 『三陸沿岸道路』は宮城・岩手県境から宮古間が概ね完成 『東北横断自動車道釜石秋田線』は釜石〜花巻間約80 kmが全線開通” (pdf). 国土交通省東北地方整備局道路部. 2023年5月12日閲覧。 ※pdf配布元は「3.11 復興道路・復興支援道路情報サイト」の記者発表欄。
  12. ^ 東北横断自動車道釜石秋田線(釜石〜花巻)”. 復興道路・復興支援道路情報サイト. 国土交通省東北地方整備局道路部. 2023年5月12日閲覧。
  13. ^ ウィキメディア・コモンズ収録のインターチェンジ案内標識写真(2019年8月)に見えるインターチェンジ番号(IC番号)を参照。

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