溶融塩原子炉用冷却材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 16:06 UTC 版)
第4世代原子炉の一つの概念である溶融塩原子炉(MSR)ではフッ素系の溶融塩を一次冷却材として用いると共にその中に核燃料であるUF4を溶解して使用する。この型の原子炉はアメリカのオークリッジ国立研究所で1965年に実験炉が作られた。そこではLiF-BeF2(フリーベ)を溶媒としThF4-UF4を溶解した溶融塩が用いられた。第4世代原子炉ではLif-BeF2-ThF4-UF4系以外にLif-Bef2-ThF4-UF3.9系、NaF-ZrF2-超ウラン元素系の溶融塩などの使用が検討されている。
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