源太が産衣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 02:53 UTC 版)
源太が産衣(げんたがうぶきぬ)は、源氏の嫡男の鎧の着初めで使われたという甲冑。異本によっては「元太がうぶぎぬ」、「くわんたかうふきぬ」、「ぐはつたが産衣」「丸太産衣」などとも記される。小一条院に忠実に仕えた源頼義は覚えもめでたく、院より生まれたばかりの嫡子源義家の顔を見たいとの言葉があり、ここで拝領した、もしくはこの機会に新調して、その袖に義家を座らせて参内したことからといわれる。 胸板に天照大神と八幡神をあらわし、左右の袖には藤の花が威してあったと記されている。平治の乱では、源頼朝が着用し、敗走中に美濃の山中で脱ぎ捨てられた。この時、頼朝は満12歳である。
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