満功の名の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 09:22 UTC 版)
マンコウとかマンコという女性を主軸とする民話・伝承は各地で見られ、いずれも幼くして子供と別れた女性という共通点を持つ。例えば民俗学者の佐々木喜善が『聴耳草紙』で紹介する長須田マンコは、幼くして我が子と離別し、13年の年月を経て再会するという話であるが、一方でマンコは我が子のために念仏を唱えた屋敷跡は、幼くして我が子を失った母親たちが詣でる場所として知られたという。マンコとは小児の霊を慰める遊行巫女や回国比丘尼が母と子の悲話の語り部となって伝播した名称であり、あるいは彼女たちがマンコと自称したり曾我兄弟の母とか伊東祐親の娘と名乗ったものが物語文学に取り入れられたものと考えられている。
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