湾内の海運
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 00:27 UTC 版)
クライド湾はクライド川のように歴史的に重要な造船の中心地である。レンフルー、グリーノック、ポート・グラスゴー、トルーンに造船所があり、フェアーデールに小型船造船所があった。ポート・グラスゴーのニューアーク・キャッスル造船所と近接のファーガソン造船所は、スコットランドで最後まで残っていた民間造船所の一つだった。ポート・グラスゴーは世界最大の乾ドックの場所の一つで、インチグリーンに修繕場所がある。乾ドックは長さ305メートル、幅44メートル、ノースウェスタン・シップリペアリーズ社がスコット・リンスゴーの名で運営しているが、会社は有名なポート・グラスゴーの造船会社スコット・リンスゴーと提携はしていない。 クライド湾の入り口は北ヨーロッパで最深で、最大級の貨物船を収容でき、イギリスでも主要な港湾として、定期のクルーズ客船同様、毎年7.5万トンの貨物船を処理する。 加えて、ハンターストン鉄鉱石ターミナルに、多量の鉄鉱石を収容するターミナルがある。 イギリス海軍においてクライド湾は重要な存在である。ゲール・ロッホとロッホ・ロングにクライド海軍基地がある。グリーノックは艦船兵站基地として、3つの主要基地のうちの1つである。これは公式にはイギリス政府の外局ロイヤル・マリタイム・オーキシリアリー・サービス(en:Royal Maritime Auxiliary Service)が運営を行うが、いくつかの業務はイギリス国防省の兵站・補給部門によって民間に委託され、現在はセルコ・グループが運営している。
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