減衰器
振動エネルギーを熱エネルギーに変換して消費することで、振動を減衰させる機能を備えた装置のこと。自動車では懸架系のショックアブソーバー、エンジンマウントダンパー、キャビンサスペンションダンパー、シートサスペンションダンパーなどがある。これらはオイルを満たしたシリンダー内に、バルブやオリフイスをもったピストンを通すことによって生ずる粘性減衰を利用するものである。コイルばねには減衰が非常に少ないこと、マウント類に使うゴムには減衰はあるものの、必要な減衰を得ると動的ばね定数が上がり、高周波振動の伝播を増大させることになるなどの理由から、任意に減衰特性を設定できる減衰器が別に装備される。
参照 減衰、ショックアブソーバー減衰器と同じ種類の言葉
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