海烈号事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:57 UTC 版)
1949年8月17日、川崎市扇町の日本鋼管大島工場の埠頭にて香港から日本に来た、中国国営の海烈号から米国製ペニシリン、ストレプトマイシン及びサッカリンを主とした、総額20万ドル相当といわれた物資を密輸しようとした事件。被疑者は中国側が8人。日本側の被疑者は6人。阪田誠盛、三上卓、板垣清、橋本武、志間忠兵衛、大窪謹男。大島工場の埠頭において、阪田が警備にあたっている第二公安警備司令部警備員に対し、便宜を図ってもらうことを目的に10万円を贈賄しようとして逮捕された。本件の捜査は、GHQで行われ、日本の司法は全く関与できないまま、全員無罪とされた。この事件について国会でも取り上げられた。
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