浅き春の章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/01 04:21 UTC 版)
降一の死から1年後、志保は大学に復学した。降一の母親にあるひとことを言われたことを期に降一のことを敏感に感じることを止めてしまっている。大学ではゼミ仲間たちとの交流から一般的な大学生的な生活を取り戻しつつある。そんな志保の所に福岡の五十嵐から手紙が届く。ほどなく裕嗣が家出騒ぎを起こし志保が裕嗣を見つけ説教をしていると、裕嗣は志保に「五十嵐を連れてきて」とまくし立てられ困惑する。その後志保は五十嵐にされたキスの真意を問うため博多に向かい彼と再会する。しかし五十嵐を攻めることができない志保は徐々に五十嵐の中の降一の記憶を想うようになり、結果的に五十嵐を想うことになる。しかし五十嵐の抱える孤独に志保はつらさを感じ受け入れられないと悟ったが、五十嵐の方からの固執により関係はずるずると続きそうになり、東京の大学の友人矢部芙音に助けを仰ぐ。
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